無謀曲の「冷やかし譜読み」で成長を実感
北海道はお盆過ぎたら涼しくなる、と言われますが、、、今年は未だに暑い( ´Д`)!
最高気温が30度超え、湿度も高め、最低気温もあまり下がらず・・・。最高35度以上になる本州の方々にしてみれば「こんな程度で!」と怒られそうですが、暑いものは暑いのです。。
先日のお空は秋のような鱗雲。空だけは秋の様相なのですが・・・。
そんな暑さのせいか(?)、今取り組み中の曲を「真面目に練習」してばかりだと飽きてしまいます。(←本当に暑さのせい?)
そんな時は、以前に「ピアノ周りの肥やし」として買った無謀曲の楽譜を引っ張り出して、譜読みをして遊ぶことが増えてきました。
以前に出した記事、「弾けない曲の楽譜が増殖中」↓ その後日談になります。
「せっかく買ったお高い楽譜、塩漬けにしないで、少しずつ少しずつ譜読みに挑戦してみたいと思います。」なーんて締め括っていたものの、どうせワタシのことだから、また塩漬けになっちゃうかしらと半信半疑でしたが(´∀`; ・・・実は、たまに引っ張り出して「お試し譜読み」ができるようになりました!
ピアノを再開して、今の教室に通う前までは、このような無謀曲の音を拾うことすら本当に全くできませんでした。不思議なもので、楽譜に書かれている音符は一応理解できる(なんの音なのかは分かる、という意味)のですが、それを鍵盤で再現することが全然できなかったのです。どんなにゆっくりでも。
ワタシにとっての無謀曲とは、距離が長ーーーい跳躍とか、オクターブギリギリの自分の手では掴めない和音が続くとか、そういう構成の曲。
音が読めるのなら、ゆーっくりだったら音取り、譜読みができそうなものですが、もう楽譜を見ただけで無理!となって、心が折れてしまっていたのです。
今思い返すと当時の弾き方は全て指だけでなんとかしようとする奏法。長い距離の跳躍やアルペジオなどは、指先で最短距離を狙って弾こうとしていたので一定距離以上になるともう無理と感じていたのでした。
それが今は、指先には意識を向けない、意識するのは手の内側や腕の運び方、という弾き方に変えるようになってからは、少しずつですが以前は音を取ることができなかった曲を超絶ゆっくりなぞることができるようになりました。
(あくまでも「音を取る」レベルであって、決して「弾けるようになった」ではありません(^ ^;;)
究極の夢は無謀曲がちゃんと弾けるようになることですが、それは自分にとってあまりにも高すぎる壁。なので、いきなり高いハードルを越えようとするのではなく、まずは音取りから。
適切な例えではないかもしれませんが、すごーく敷居が高い高級店でお買い物なんて論外、店に入ることすら憚られていたのが、「冷やかし」程度でお店の敷居を跨いでみるところから、みたいな・・・? 名付けて「冷やかし譜読み」(´∀`)
手が届かない曲でも、ほんの数小節だけ自分の手でフレーズを弾けたら嬉しいものですね。
ピアノとは大変難しいもので、もっと弾けたらいいのに・・・と思うことの方が圧倒的に多いのですが、時々ささやかですがピアノに夢と希望を持てる瞬間があります。だからこそ、続けているのかもしれませんね。