手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

【演奏動画】春よ、来い(松任谷由実)

 普段はクラッシックばかり弾いている手羽先ですが、珍しくJ-POPを練習しました。

 北海道はまだまだ雪が積もっていますが、季節先取りで「春よ、来い」。

 

  ・・・著作権の関係で、YouTubeにアップした演奏動画はブログ内に埋め込まず、こちらのリンク↓になります。 

春よ、来い(松任谷由実) - YouTube

 

 たまには季節感のある曲を弾きたい、と、ぷりんと楽譜を物色して見つけた曲。

 (楽譜通りではなく、丸ごと移調したり、後半はオクターブ上で弾いたりしています。)

 ぷりんと楽譜はコンビニですぐに買える反面、いざ練習してみると、弾けるようになる前に飽きてしまうことが多々あったのですが・・・。

 今回は、発表会の曲に行き詰まった時の程良い気分転換にもなり、飽きる前に、なんとか(?)形になりました( ´∀`)

 練習期間は約1か月と言うこともあり、じっくり取り組んだものではありませんが、今後も春に弾き続けられるレパートリーにしたいですね。

 

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ピアノを借りた時こそ丁寧な練習を

 お久しぶりの投稿になってしまいました。

 もうすぐ3月という時の流れに着いていけない気分ですが(;´д`)、ピアノの練習は粛々と(?)続けています。

 

 自宅での練習環境は電子ピアノ(withヘッドホン)。さすが、アップライトピアノが買えそうなほどのお値段だった分、鍵盤のタッチはかなりピアノに寄せていると感じます。

 ほんのわずかですが、打鍵の仕方によって確実に音が鳴る時とそうでない時の違いが感じられるので、イマイチな打鍵をすると、ちゃんと(?)音抜けしたりスカスカの音が返ってきます。でもその差が出てくれることがありがたい。

 電子ピアノって、「スタインウェイのフルコンを再現しました!」とか「極上の音色に酔いしれる!」などのキャッチコピーで、誰がどんな風に弾いてもきれいな音が出ることを売り物にしている印象ですが、あくまでもピアノを弾くための練習道具として利用している身としては、何をやってもきれいな音しか出ないのは、むしろ困りもの。

 タッチの差によって音のニュアンスが変わる電子ピアノが開発されないかな・・・(*´Д`*)

 

 そんなわけで、週に1〜2回、本物のピアノを借りて練習できる約2時間ほどの時間はワタシにとって何よりも貴重なもの。

 少し前までは、ピアノを借りるたびにと言っても過言ではないほど、音が出せる環境が嬉しいこともあり、演奏動画を撮ったり、ついつい流し弾きをしていました。

 でも最近は、せっかくピアノを借りられる時こそ、音をよく聞きながら打鍵する、丁寧な練習の必要性をひしひしと感じています。

 

 フレーズの流れの中で、ある音が急に突出したり逆に引っ込んだり、凸凹になったり、はたまた特定の箇所だけ突進して転びそうになることを、レッスンで頻繁に注意されるのですが、弾いている最中の自分には、そんな自覚が全くありませんでした。

 そこで、試しに練習中の演奏動画をレッスンで見てもらい、自分の演奏を自分でも聞きながら、その場で注意点を解説してもらったところ、そう言われて見れば確かにその通りだ!と、納得。弾いている最中どころか、動画で客観的に聞いているつもりでも、自分の演奏に対する自分の耳がいかに「ふし穴」、ではなく「ふし耳」?かがよく分かったのでした。

 

 何がいけないのか、自分の耳で聞いて理解できていなければ、修正することもできないですね。。。「そんな細かいところ気にしなくても、大した差はないのでは?」と、↑の注意を受けた時に最初は思ったのですが、同じフレーズを、何も考えずに手の赴くまま凸凹に弾いた場合と、注意して弾いた場合をその場で弾き比べてもらったら、確かに違う。。。

 何が違うのかよくわからないけれど、なんかいい感じ、なんか心地良い演奏、というものは、もちろん聞き手の好みもありますが、自分が出す音をしっかりと「聞きながら」丁寧に練習することで生まれるものなのかもしれません。

 

 それにしても、自分のチェック用のために演奏動画を撮ったというのに、それすら自分で聞けていなかったとはショックでしたね〜( ´Д`)。

 レッスンで教わった、聞くポイントを改めて意識しながら実際に生ピアノで練習してみると、こうも弾けないものかと悪戦苦闘。

 ピアノを借りられる時こそ、「弾くこと」や「撮る」ことばかりに気を取られないで、「聞く」ことにもっと集中しながら丁寧な練習をすることが課題です。

 

♪ーーーーーーー♫

 日差しだけは春になりつつありますが、まだまだ寒い北海道。

 2週間ほど前の写真ですが、屋根からずり落ちそうな「雪庇」(せっぴ)とつららが芸術的でした。

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黒鍵が多い=難しい?

 スケール練習をテーマにした前回の記事に「まずは、黒鍵が多くてむしろ弾きやすいと言われているロ長調(H-dur)から始めてみました。」なんてことを、しれっと書いたのですが。。。

 ロ長調は#が5つ。なんだか#って、数が多いとギザギザした手裏剣がたくさん飛んでくるようで「うわっ(;´д`)」という気持ちになるのは私だけ?

 

 幼少期〜大人になってからの再開当初までずっと「黒鍵が多い=難しい・弾きにくい」「白鍵が多い=易しい」と思い込んでいました。

 

 子供の頃、最初は白鍵の曲しか教わらなかった記憶があります。

 バイエル、ツェルニーで育てられた典型的な「昭和生まれのピアノ女子」だった私が弾いていた曲は、圧倒的にハ長調ト長調ヘ長調がメイン。黒鍵が出てくると一段上の階段を登った(笑)気分になったりして。

 習い初めて数年後?「バーナムピアノテクニック」と言う棒人形の挿絵が特徴的な指の練習教材をやることになり、これには黒鍵が多い調も登場したのですが、既に白鍵メインの世界に慣れてしまったこの時には、↑のような「うわ、#がいっぱい(;´д`) 手強そう」と、身構える感覚になってしまいました。

 

 月日は流れ、大人になってピアノを再開してもこの感覚は相変わらず、譜読みするときも黒鍵が多いことに対する苦手意識があったのですが、今の教室に移ってから、必ずしもそうではないことを知りました。

 例えばスケールで比較すると、全て白鍵のハ長調と#5つのロ長調、どちらが難しい?

 以前は、ロ長調の方が難しいに決まってる!だったのですが、手の構え方や黒鍵の弾き方によってどちらが難しい、弾きにくいと感じるかが変わると知り、目から鱗だったのです。

 

 昔の弾き方は、鍵盤に対して真っ直ぐに構え、指先で打鍵。その方法だと黒鍵は確かに弾きにくい。今、習得中の弾き方は、鍵盤に対して斜めに構え、特に黒鍵は指を伸ばし気味に斜めに打鍵。(手の構え方については過去にも書いていました ↓)

tebasakipiano.hatenablog.com

 

 また、先生曰く、黒鍵の方が白鍵より高い位置にあるので出っ張っているぶん打鍵が楽。黒鍵のエチュードやカンパネラがもし白鍵メインの曲だったら、難易度が爆上がりするそうで・・・。(←「白鍵のエチュード」も聞いてみたいものですが(´∀`))

 また、ピアノを始めたばかりのお子様には、あの黒鍵だらけの「猫ふんじゃった」を積極的に弾かせるレッスンも取り入れているそうです。

 

 もしかして、初めてピアノに触れる幼少期からもっと黒鍵に親しんでいたら、黒鍵に対する苦手意識を持たなかったのかな?

 ピアノの導入期から黒鍵を特別扱いせずに白鍵と平等(?)に、白鍵と同じぐらいの頻度で黒鍵もたくさん弾くことって大切なのかもしれない、、、と、「猫ふんじゃった」の話を聞いて思ったのでした。

 たら・ればの話ですし、時間は元に戻せないので40を過ぎた今からでも、黒鍵を積極的に弾いていきたいです(´∀`)

 

 ちなみに、、、ハ長調ロ長調のスケールを比較した話は、こちらの動画が大変わかりやすいのでリンクを貼らせていただきます。ご興味がある方はぜひ。

 

youtu.be

 

 黒鍵と白鍵の違い、奥深いですね〜。

 

 

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憧れ曲を使ってスケール練習

 練習前にほぼ必ずやるようにしているウォーミングアップ。

 このブログを始めた頃(2022年11月)の記事を読み返してみると、その年の発表会で弾いた曲(ショパン・ワルツ2番)の一部を使ってスケール練習をしていたようです。

 

tebasakipiano.hatenablog.com

 

 うーん、懐かしい。

 ところが、この練習ばかりを惰性で続けていたらどんどん速いテンポで、ただの「流し弾き」になってしまったことと、飽きてしまったこともあったので、別の練習に変えました。

 ここ数か月は、「音の出し方練習」と称して、片手ずつそれぞれ「ドレミファソ」をゆーーーーっくり弾いています。打鍵の仕方、重心の乗せ方、前後の音の繋がりを(電子ピアノですが)意識しながら・・・。

 ・・・ですが、同じウォーミングアップを何か月も続けていると、やはり飽きるもの。

 ということで、そろそろまた違う練習をしたくなり、次は久しぶりにスケールをやってみることにします。以前のように特定の調だけではなく、週替わりで色々な調を。

 再開当初に使っていたハノンを引っ張り出し、まずは、黒鍵が多くてむしろ弾きやすいと言われているロ長調(H-dur)から始めてみました。

 

 昔はハノンの楽譜通りに、しかも両手で速く何回もガチャガチャドタドタと一生懸命弾いていましたが、今は片手ずつゆっくりと動きを確認しながら。特に指くぐりや返しのところは、スローモーションのごとく慎重に・・・。

 今更ながら、やっぱりスケール練習は大事ですね。

 

 でもハノンはやっぱり味気ない・・・そんな時は、同じスケールなのに曲の一部を使って練習すると気分が上がります。しかも憧れ曲のワンフレーズだけを取り出して。

 良さそうだなと思ったのが、こちら ↓

 

 

 下の段にあるスケール。。英雄ポロネーズの一節です(^ ^

 電子ピアノを購入した時に、おまけ?で付いてきた「名曲集」の楽譜に入っていた英雄ポロネーズ。一生弾けない憧れ曲ですが、スケール(あわよくばその前後ぐらい)だけでも、取り出してゆっくり弾けば楽しいかも?

 

 他にも「ピアノ周りの肥やし」になっている楽譜からスケール部分だけを探して弾いてみると、憧れ曲に触ることができて、ほんの一部分だけですが楽譜も日の目を見るので、これから色々試してみようと思います。

 

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丸尾祐嗣さん ピアノリサイタル@札幌

 1月13日、札幌のルーテルホールで開催された丸尾祐嗣さんのピアノリサイタルへ行ってきました。

 

ameblo.jp

 

 丸尾さんは兵庫県伊丹市出身のピアニスト。

 ロシアピアニズムの奏法を研究されていることで有名で、奏法解説などのYouTubeチャンネルもよく視聴していました。

 多彩な音色、美しい響きが本当に素晴らしいとの評判もあり、いつか絶対に生演奏を聴きたいと思っていたのですが、リサイタルなどは東京以南(愛知〜福岡)を中心に活動されていらっしゃるので、なかなか難しく。。。

 リサイタルのために北海道外の開催地へ遠征旅行しようかな〜(でも休暇の調整が至難の業なので、いつになることやら・・・)と思っていた矢先、札幌での開催は、とっても嬉しかったです!

 

 YouTubeでしか聴いたことがなかった丸尾さんの生演奏、期待以上に素晴らしいものでした。最初から最後まで会場に響き渡る美しく多彩な心地良い響き。

 高音のキラキラ感はもちろんのこと、印象的だったのが低音域の響き、迫力、深み。

 色々な曲の中で出てくる低音が何種類も混ざり合ってとても心地良く、ピアノという楽器の潜在能力(?)をこんなにも引き出せるものなのかと息を呑みながら、あっという間の夢の時間でした。。。

 

 そして、会場のお客さんが誰も曲が終わった直後にいわゆる「フライング拍手」をせず、最後まで響きが完全に消え入るまでその余韻に聴き入ってから盛大な拍手・・・となっていたのがまた良かったです。会場にいた皆が丸尾さんの響きを大切にされているような、一体感があったように思います。

 

 丸尾さん、関西からはるばる北海道へ来ていただき(しかも冬に!)、素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

 

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譜読み沼に浸かってしまった正月休み

 クリスマスから年末にかけて風邪に苦しみましたが、ようやく快復しました。

 とは言え、長く続いた咳で気力・体力を結構持っていかれてしまったので、帰省や外出を控え、おとなしく過ごした年末年始。

 ほぼ引きこもりだったお正月休みは、風邪で練習できなかった反動なのか、異常にピアノを練習し続ける「弾きこもり」生活でした(^ ^;

 

 本来であれば、実家に帰省して生ピアノ(アップライトピアノ)を弾き放題できるのを楽しみにしていたのですが、風邪で泣く泣く断念。

 賃貸アパートの自宅にある電子ピアノで、今回の休みは「超・無謀曲」の譜読みチャレンジを始めてしまいました!

 

 「ピアノ愛好家あるある」なのかもしれませんが、弾けもしない憧れ曲・無謀曲の楽譜を買ってしまって、ピアノ周りの肥やしにしがち。

 私の場合は、たまに(年に数回程度)、その「肥やしの楽譜」をチラッと開いて数小節だけとかの「冷やかし譜読み」(↓参照)をしていました。

tebasakipiano.hatenablog.com

 

 

 今回も「冷やかし」のつもりで譜読みを始めたのですが、何だか謎のスイッチが入ってしまい、最後まで到達したい!あわよくば、3年後ぐらいに人前で弾けるようになりたい!という欲が出てきてしまいました。。。

 

 曲名は、最後まで譜読みが完了して、本当に練習できそうな目処が立つまでは伏せておきます( ̄▽ ̄ ) ←自分が信用できない

 

 現時点で、全11ページ中、7ページ目まで辛うじて「読んだ」状態・・・。あくまでも「読んだ」だけで「弾ける」には程遠し。しかも、先のページに進むことに心が折れそうになって、最初の方のページに戻ると、譜読みしたはずなのに振り出しに戻ってまた音取りに手間取るという(;´д`)

 一体私は何を弾いているんだ?状態。。。これが「無謀曲」への挑戦ということ?

 

 今まで、私はいわゆる「(自分にとっての)無謀曲」に挑戦したことはありませんでした。

 割と飽きっぽいことに加え、譜読みが大の苦手なので、背伸びをしてギリギリ何とかなりそうな曲にしか手を出さなかったのですが、いわゆる憧れ曲、大曲に挑戦されている同門の生徒さん達から刺激を受け、私もやってみたくなったのでした。

 

 お正月休みが終わって仕事が始まると、練習に割ける時間と気力が激減するので、果たしてこのエネルギーがいつまで継続できるのか半信半疑ですが、2024年のピアノ生活は「挑戦」からのスタートです( ・∇・)

 もっと譜読みがサクサク進められるピアノスキルがあれば・・・( ´Д`)とか、毎日生ピアノで練習したい・・・とか、無いものねだりをしがちですが、こんな風にピアノを練習できる今の生活ができることに感謝しないといけませんね。

 

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風邪でダウンのクリスマス(;´д`)

 今年も残すところ1週間を切りました。

 先週末はクリスマスイヴとも重なり、特にイベントの予定はない手羽先宅でも「チキンとケーキぐらいは食べよっかね♪」と話していたのですが。。。

 

 イヴの数日前から夫婦揃って喉に異変が。軽ーい咳が出る程度で熱もなかったので、まぁそのうち治るでしょうと思っていたところ、あれよあれよと言う間に咳のレベル(?)が悪化!

 特に、一度咳き込み出すとなかなか止まらず夜も眠れないのが辛いです。

 そして微熱程度の熱しかないのに、体感的にはものすごい倦怠感・・・。

 さすがに咳が1週間以上も続くと体力的な消耗が激しく、ようやく医者へ行って検査したところ、コロナ・インフルともに陰性。普通の(?)風邪でしょうとのこと。

 随分と悪質な風邪にかかってしまったようです(;´д`)

 

 そんなわけで、当初計画していたクリスマスのチキンは、同じ鶏でも療養食の鶏ぞうすい・・・。

 しかも、私はなぜか味覚&嗅覚まで感じなくなってしまったので、ケーキも無し(;´д`)  

 普段は体調を崩すことがほとんどないだけに、健康のありがたみを痛感するクリスマスになってしまいました。。。

 

 そして、食べられないことと同じぐらい、ピアノを弾けないことが辛い!

 せっかく引きこもっているのだから、練習ぐらいできるかなー、とピアノに向かってみたところ、すこし弾いたところで、ゲホゲホゲホゲホゲホ(>_<)

 ・・・中断したところから続きを弾くとまたゲホゲホゲホゲホゲホ(>_<)

 全然練習にならず(;´д`)

 練習したい気持ちはあるのに、もどかしい。。。

 

 早く元気になってピアノ弾きたいわー。

 味覚&嗅覚を取り戻して、年末年始こそは美味しいものを食べたい!

 

 

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