1月13日、札幌のルーテルホールで開催された丸尾祐嗣さんのピアノリサイタルへ行ってきました。
ロシアピアニズムの奏法を研究されていることで有名で、奏法解説などのYouTubeチャンネルもよく視聴していました。
多彩な音色、美しい響きが本当に素晴らしいとの評判もあり、いつか絶対に生演奏を聴きたいと思っていたのですが、リサイタルなどは東京以南(愛知〜福岡)を中心に活動されていらっしゃるので、なかなか難しく。。。
リサイタルのために北海道外の開催地へ遠征旅行しようかな〜(でも休暇の調整が至難の業なので、いつになることやら・・・)と思っていた矢先、札幌での開催は、とっても嬉しかったです!
YouTubeでしか聴いたことがなかった丸尾さんの生演奏、期待以上に素晴らしいものでした。最初から最後まで会場に響き渡る美しく多彩な心地良い響き。
高音のキラキラ感はもちろんのこと、印象的だったのが低音域の響き、迫力、深み。
色々な曲の中で出てくる低音が何種類も混ざり合ってとても心地良く、ピアノという楽器の潜在能力(?)をこんなにも引き出せるものなのかと息を呑みながら、あっという間の夢の時間でした。。。
そして、会場のお客さんが誰も曲が終わった直後にいわゆる「フライング拍手」をせず、最後まで響きが完全に消え入るまでその余韻に聴き入ってから盛大な拍手・・・となっていたのがまた良かったです。会場にいた皆が丸尾さんの響きを大切にされているような、一体感があったように思います。
丸尾さん、関西からはるばる北海道へ来ていただき(しかも冬に!)、素晴らしい演奏をありがとうございました。