手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

ピアノを借りた時こそ丁寧な練習を

 お久しぶりの投稿になってしまいました。

 もうすぐ3月という時の流れに着いていけない気分ですが(;´д`)、ピアノの練習は粛々と(?)続けています。

 

 自宅での練習環境は電子ピアノ(withヘッドホン)。さすが、アップライトピアノが買えそうなほどのお値段だった分、鍵盤のタッチはかなりピアノに寄せていると感じます。

 ほんのわずかですが、打鍵の仕方によって確実に音が鳴る時とそうでない時の違いが感じられるので、イマイチな打鍵をすると、ちゃんと(?)音抜けしたりスカスカの音が返ってきます。でもその差が出てくれることがありがたい。

 電子ピアノって、「スタインウェイのフルコンを再現しました!」とか「極上の音色に酔いしれる!」などのキャッチコピーで、誰がどんな風に弾いてもきれいな音が出ることを売り物にしている印象ですが、あくまでもピアノを弾くための練習道具として利用している身としては、何をやってもきれいな音しか出ないのは、むしろ困りもの。

 タッチの差によって音のニュアンスが変わる電子ピアノが開発されないかな・・・(*´Д`*)

 

 そんなわけで、週に1〜2回、本物のピアノを借りて練習できる約2時間ほどの時間はワタシにとって何よりも貴重なもの。

 少し前までは、ピアノを借りるたびにと言っても過言ではないほど、音が出せる環境が嬉しいこともあり、演奏動画を撮ったり、ついつい流し弾きをしていました。

 でも最近は、せっかくピアノを借りられる時こそ、音をよく聞きながら打鍵する、丁寧な練習の必要性をひしひしと感じています。

 

 フレーズの流れの中で、ある音が急に突出したり逆に引っ込んだり、凸凹になったり、はたまた特定の箇所だけ突進して転びそうになることを、レッスンで頻繁に注意されるのですが、弾いている最中の自分には、そんな自覚が全くありませんでした。

 そこで、試しに練習中の演奏動画をレッスンで見てもらい、自分の演奏を自分でも聞きながら、その場で注意点を解説してもらったところ、そう言われて見れば確かにその通りだ!と、納得。弾いている最中どころか、動画で客観的に聞いているつもりでも、自分の演奏に対する自分の耳がいかに「ふし穴」、ではなく「ふし耳」?かがよく分かったのでした。

 

 何がいけないのか、自分の耳で聞いて理解できていなければ、修正することもできないですね。。。「そんな細かいところ気にしなくても、大した差はないのでは?」と、↑の注意を受けた時に最初は思ったのですが、同じフレーズを、何も考えずに手の赴くまま凸凹に弾いた場合と、注意して弾いた場合をその場で弾き比べてもらったら、確かに違う。。。

 何が違うのかよくわからないけれど、なんかいい感じ、なんか心地良い演奏、というものは、もちろん聞き手の好みもありますが、自分が出す音をしっかりと「聞きながら」丁寧に練習することで生まれるものなのかもしれません。

 

 それにしても、自分のチェック用のために演奏動画を撮ったというのに、それすら自分で聞けていなかったとはショックでしたね〜( ´Д`)。

 レッスンで教わった、聞くポイントを改めて意識しながら実際に生ピアノで練習してみると、こうも弾けないものかと悪戦苦闘。

 ピアノを借りられる時こそ、「弾くこと」や「撮る」ことばかりに気を取られないで、「聞く」ことにもっと集中しながら丁寧な練習をすることが課題です。

 

♪ーーーーーーー♫

 日差しだけは春になりつつありますが、まだまだ寒い北海道。

 2週間ほど前の写真ですが、屋根からずり落ちそうな「雪庇」(せっぴ)とつららが芸術的でした。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村