今のピアノ教室に移る前までは、約10年間、同じ先生に習っていました。その間、転勤で遠くに引越して通えなくなったり、私のピアノ熱が冷めてほとんどピアノを弾かない時期が数年あったのですが、そんな時も先生とのご縁が切れず、そのおかげで今もこうしてピアノを続けられているのかもしれません。
再開後にピアノ熱が冷めた1度目は転勤先から戻ってくる頃。ピティナのステップなどステージ演奏で全然弾けなくて心が折れかけ、もう人前でピアノ弾くの辞めようかなと思い、レッスンを受ける気にもなれず、戻ってきたことを先生に連絡していませんでした。
ところが、私が(こっそり?)戻ってから半年ほど経った頃、先生の方から
「元気にしてる?まだ◯◯(←転勤先)から戻れないのかしら?こっちに来る機会があったら遊びにいらっしゃい(^ ^)」
といった内容のメールを頂いてしまい、さすがに戻ってきたことを隠し続けるわけにもいかず、久しぶりにお会いすることに。
そのとき、ピアノ熱が冷めたこと、再開当初のようにがっつりレッスン受ける気になれないんですと告げたところ、「それならゆる〜くでもいいから易しい曲とか弾きたくなった時にレッスンしましょう。」というご提案をいただき、再び通うことになりました。
その後、ペースを落として不定期にゆるゆる通っていましたが、今度は仕事が激務になり、全くピアノに触れることができず。。。
そのことを先生に伝え、レッスンは完全にお休みになりました。
・・それから数か月経ち、激務が少し落ち着きつつも疲れ果ててピアノ弾く気力ゼロ。
電子ピアノも売ってしまおうかと思っていたところ、まるで私のそんな状態を見られていたかのようなタイミングで再び先生から連絡が。
「お仕事大変で疲れてると思いますが大丈夫?もし少し落ち着いてきたなら、今までピアノどころでなかったでしょうから、レッスンじゃなく一緒にお茶でもどう?」
といった趣旨のお誘いでした。
その時はお誘い頂きありがたい反面、ピアノ弾く気になれないのにピアノの先生にお会いする後ろめたさがありました。それでも先生と久々にお会いした結果、他愛もない話しかしていなかったはずが、意外にもまたピアノ弾いてみようかなというパワーを貰えたのです。
先生とお会いした日、帰宅してから数か月ぶりに電子ピアノの蓋を開けました。そこからまた少しずつ、ピアノを弾く生活が戻ってきました。
ピアノってとても難しくて上手く弾けずに心折れかけたり、生活環境などの事情で続けることが難しくなったり・・・と、好きなはずなのに続けること自体が難しくなる局面が何度か訪れることもあります。少なくとも私は、自分ひとりの意思だけではここまで続けられませんでした。色々な方のおかげで不思議と今ピアノを続けられ、その中の一人が当時のピアノの先生でした。ありがたいことです。
〜おまけ〜
ピアノ熱が冷めていた時期、なぜか私は「ベーグル」作りにのめり込んでいました。
「脱サラしてベーグル屋をやりたい( ̄ー ̄)」なんて妄想したりして。。。今はさっぱり作らなくなってしまいましたが、パンを焼く生活っていいですね。またやってみようかな?