手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

ピアノを弾くときの肘について

 今のピアノ教室に移ってから初めて教わること、注意されることは多々ありまして、「弾くときに肘を外に出さない」というのもその一つです。

 いままでは、右手だと鍵盤の高い音、左手はその逆で低い音の方へ向かう時、その音の方に向かって、ぐいっと外側に肘を回し、肘で引っ張るように弾いてました。全くその自覚はありませんでしたが。

 

 ピアノの弾き方は本当に多種多様の考え方があり、「これが正しい」「これは間違っている」ということはなく、あくまでも私の場合は今このように習っている、と前置きした上での話になります。(先生によっては「肘を大きく開放して回して弾きましょう」と、真逆のことを教えている方もいらっしゃるようです。)

 

 なぜ肘を外に出して弾くのがよろしくないか、弾きにくくなる物理的な理由や音色の違いなどなどを先生の実演付きで具体的に教わり、なるほどーと目から鱗だったのですが、先日、YouTubeで偶然、肘を外に出して弾くことについて、レッスンで教わった内容に近いことを解説している動画を見つけました。

 人気ピアニストで俳優でもある清塚信也さんによるピアノ解説?シリーズ動画で、「音階」についての回でした。(←「清塚信也」「音階」「スケール」で検索するとすぐ出てくると思います。)

 個人的に、清塚さんについては、どうやら人気がありトークが上手いらしいイケメンピアニスト程度の認識しかなかったので、彼の動画を視聴するのは今回が初。本当に偶然見つけて何の気無しに視聴してみたら、結構参考になること言ってるし、ジェスチャーが面白い!

 ピアノの弾き方についてはレッスンで教わる内容に満足していることもあり、ピアノ奏法動画を真剣に見て学ぶということは今はほぼないのですが、清塚さんの上記↑動画は、ちょうど「肘を外に出さない」ことについて、レッスンで常日頃から注意されることの再確認にもなり興味深く視聴いたしました。

 

 ・・・ところで、今の教室に移る以前、今から10年前の自分の動画を最近改めて見たら、とんでもなく肘を外に出して「ぶん回し」た弾き方をしてて驚きました。

 後ろ側から撮影した動画のため、真横から撮るのと比べて肘の動きがよく分かります。

 ネタになるぐらい派手な肘の出し方なので、静止画を晒します。ちなみに弾いている曲はショパンノクターン1番。右手が高音域に跳躍する箇所を肘で引っ張っている瞬間の証拠映像です。

     

  

 「ふんっ!」「どりゃ〜〜っ!!」って掛け声が聞こえそう。。。

  

 

 ・・・これは「肘チョップ」じゃん。。。

 (なんだこのパジャマみたいな痛い服装は!という別の突っ込みどころも・・・。)

 

 さすがに今はこんな肘の出し方はしていないつもりですが、ピアノ練習の「つもり」とは怖いもので、まだまだ「肘主導」で音を出すことがあり、レッスンで時々指摘されます。そのことに自分は全く気付かず無意識でやってしまうんですね。

 10年前の「肘チョップ」だった自分を笑っている場合ではない、今も練習中に気を付けている「つもり」になって、できていないことが多々あるので、肘に限らず、もっと自分で自分の動きを確認できるようになりたいものです。

 

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