手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

録音って難しい〜

 あと1週間で2022年が終わるという昨年末のこと。

 私は午後から休暇を取り、仕事帰りにピアノスタジオを借りようと予約を取っていました。

 このスタジオは初めて借りる場所。あと少しで年末年始のお休みだーという開放感もあって今回は録音してみようと意気込み、スマホ用の三脚やモバイルバッテリーまで持参して張り切っていました。

 ところが、そんな日に限って帰る間際に仕事のトラブルが舞い込みサクッと退散できず。内心「午後からピアノ弾きたいのにー(泣)心穏やかに帰りたいよー(泣)」と叫びながらも全力で梅雨払いしてレンタル開始に間に合うギリギリの時間に何とか退社。

 

 小走りでスタジオに駆け込み、はずんだ呼吸を整えつついざ弾いてみると、ちゃんと調律されているなかなか良いピアノ!(ヤマハのグランドピアノでした。)防音もしっかりしていて、外の音が入ってくることもありません。(当たり前かもしれませんが、場所によっては隣の部屋の音がダダ漏れというところもあります・・・。)

 さあ録音だ!と三脚をセットして撮り始め(弾き始め)たのですが・・・。

 弾き始め早々にミスる。

 撮り直すもまたミスる。

 ええっ何で!?こんなにミスったことって今まであったっけ?というほどミスる。次第に残り時間が気になってきます。時間を気にし出すとますます焦り、ここで1回はほぼノーミスの録音を残さなければとムキになる。。。

 撮り直すこと10回以上。ようやく傷の少ない(決して無傷ではない)録音を残せてホッとした頃にはタイムオーバーになってしまい、貴重なピアノで練習できることなく引き上げてしまったのでした。

 帰宅後、改めてその録音を聞き返してみると、確かに傷は少ないものの、何度も撮り直した疲れがありありと出ていて、ヨレヨレ・ヘロヘロの演奏。結局、この録音は日の目を見ずボツになったのでした。

 なぜそうなっちゃったんだろう? 原因を洗い出してみると、

 ・仕事帰り直後、頭がピアノに集中できないモードだった

 ・せっかく借りたピアノだから録音しないともったいないと必死だった

 ・撮り始めてみたら上手く行かず、ムキになって続けて疲れた

・・・ああ、これじゃダメなわけだ(^ ^;

 

 仕事帰りに予約してしまったのは仕方ないとしても、「せっかく借りたから」「もったいない」と強行し続けた結果、結局納得の行く録音はできず、練習もできず、もっともったいないことになってしまいました。

 あくまでも自分の場合になりますが、区切りとして録音する時に弾く回数はせいぜい5回以内。これ以上撮っても疲れて集中力も切れるので、録音自体諦めます。なので、録音しようと思った時できなかったり、その逆もあったり。録音って難しいですね〜。

 まあ、今は録音よりも、日頃からもっと安定して演奏できるように練習する時期と言い聞かせて、ピアノ借りられる時はできるだけ練習を優先したいと思います。

 でもいつかは、いつでもサクッと録音できるような実力が欲しいなー。

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