手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

発表会を終えて、思うこと

 今年最後の人前演奏、発表会が終わりました〜!

 いや〜、今回は(今回も)本番に至るまでの練習、試行錯誤が本当に大変でした。。。

 私は毎年2回ずつ発表会に参加してまして、前回は今年の夏。

 今回は、約4か月で仕上げられそう?な曲ということで、猫のワルツ(ショパン)を選んだのですが、せっかくだからもう1曲と欲張って、バッハのインヴェンション4番も追加してしまいました。

 今の教室に移って弾き方を見直してからは、人前でショパンしか弾いていなかったので、10年以上ぶりに新たな気持ちでバッハに取り組んだことで大きな学びがありました。

 (「やり直しのバッハ練習記」については、書き切れないのでまた別の記事で・・・。)

 

 今回の発表会を振り返ると、「(できないなりに)自分、よく頑張った!前より成長したかも!?」と思えたことがありました。

 

【その1】自分が弾けるテンポ(速さ)をキープ!

 何の自慢にもなりませんが、私は人前演奏で相当の緊張しぃ、あがり症。。

 特にテンポの速い曲になると緊張から大暴走してコントロール不能に陥り、崩壊・・・を過去何度も繰り返してきました。直近でやらかしたのはちょうど1年前の発表会。

 

 その時の悔しさはずっと残っていて、今回、猫のワルツという敢えて「速い系」の曲を選んだのは、何度も繰り返す暴走癖を直したいという挑戦の意味もありました。

 練習で思い知らされたのは、「速い曲でも自分にとって余裕のある速さで弾く」こと。私の場合、せっかくゆっくり弾く練習をしても、いざスイッチが入ると(?)自分の限界ギリギリの速さで暴走するので、余裕がない慌ただしい感じになってしまうのです・・・(;´д`)

 なぜ速く弾かなければと思ってしまうのか? 今回、改めて自問自答してみると、今までの私には(お恥ずかしいことに)速さ以外の尺度、どんな風に弾きたいかと言った「自分なりの音楽性」がほとんどなかったのかもしれないことに気付いたのでした。

(これが、頑張ったポイント?「その2」につながります。)

 

【その2】「どう弾きたいか」を重視できるようになった

 あがり症の私、本番直前の心境は、大体こんな感じ。。↓

「演奏中に頭が真っ白になってフリーズしたらどうしよう( ´Д`)」、「シーン・・・となったら恥ずかしい、人からどう思われるか怖い」、「なんとか止まらずに弾き終わりたい」、「とにかく大きなミスをしないで無難に弾き終われますように!」

 

 ・・・そんな思考回路なもんだから、「どう弾きたいか」とか「音楽的に弾く」なんて考えはほとんどなくて、ミスタッチしようもんなら、そのことにすごく動揺して引きずってガタガタになっていました。

 でも今回は、練習段階から色々な試行錯誤の末、自分が弾けるテンポでどう弾きたいかを強く意識。本番では、今回も気絶しそうなほどド緊張しましたが、「こんな風に弾きたいんだー!」という気持ちを強く持って挑んだお陰で、ミスタッチは多々ありましたが、それを引きずらないで、音楽の流れを止めず最後まで弾き通すことができました。

 

【その3】「手の内側の支え」の意識

 子供の頃と大人になってからの再開当初までは、指をバキバキしっかり鍛えて動かす弾き方で頑張ってきましたが、今はそれとは真逆の「指先で弾かない(指で追わない)弾き方」に見直すべく、絶賛修行中・・・。

 指先の力に頼らない分、手の内側に支えを作ることが大切で、これができるようになると緊張しても安定して弾けるようになるらしいとのこと・・・。最近になってようやく、支えの必要性を理解できるようになり、支えを作る色々な練習などを取り入れたところ、まだ全然できていないのですが、去年の自分より、0.1㎜ぐらいは、手の内側を意識して弾けるようになったかも?そのお陰で、本番演奏の暴走を防ぐことができたのかも?

 

 ・・・発表会の記憶が新しいうちに、長々と書いてしまいました。

 あまりにも長くなってしまったので、本番演奏の動画は、次回の記事にします(´∀`;

 

 

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