手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

ピアノ練習にせっかちは禁物

 怒涛の(?)4月が始まりました。年度始めの職場は慌ただしく、疲労困憊の毎日ですが、数年前、ピアノを中断してしまったほど大変だった頃と比べたら、今は毎日の朝練をなんとか維持できているのでありがたいことです。

 

 ・・・ただ、慌ただしい生活になると特に要注意なのが、私の悪い癖「せっかち」がピアノにもすごく影響すること。

 ワタクシ、心配性なので、仕事でも私生活でもタスクが色々詰まってくるとその状態がとてもストレスで「早くなんとか解決しなきゃ!」とせっかちになる傾向がありまして。。

 もちろん、それが功を奏することもありますが(←例えば引越しの段取りとか。何度も転勤していると手続きやら荷造り&荷解きのコツやらが蓄積されて、かなり効率良く進められると自画自賛( ̄▽ ̄))、度を越すと早く早くと焦りすぎて自分で自分の首を絞めがち。

 

 ピアノの場合だと、「早く速く弾けるようになりたい!」と焦ってしまって、突っ走った演奏になり、そうなると大体の場合、崩壊します(´Д`)

 練習では、まるで太極拳のように超絶ゆっくり練習をするよう何度も指摘され、最近ようやく少しできるようになってきたのですが(←詳しくはこちらの記事で)、問題はその次。

 

 「ゆっくり弾いたとき」と「速く(普通の)テンポで弾いたとき」の弾き方が一致するためのゆっくり練習と言われているのに、せっかちな私はゆっくり練習したあと、いきなり自分にとって無理のある速さで弾いてしまうんですねー。

 しかも、自分ではそんな速さで弾いている自覚はなく、ちょっとしかテンポを上げていない「つもり」。「自分では○○してるつもり」って、全然当てにならないですね。

 

 「いま弾いてるテンポは速すぎる」と指摘される時は、必ずと言っていいほど指が転んだり音が鳴らなかったり外したり。そうなった時は、同じテンポで弾き直したり繰り返しても、あまり効果がないとのこと。ムキになって何回もそういう練習してたかも・・・怖っ!

 

 「超絶ゆっくり練習」は、まだまだ自分にとって難しく、集中力も要するので、おそらくその反動で「よっしゃ、ゆっくり練習がんばったから弾けるようになったはず!ちょっとテンポ上げてみよう♪」と、ついつい頭の中にある「理想のテンポ」で急に弾いてしまうのかもしれません。

 本来は、「超絶ゆっくり」から徐々に徐々に「まあまあゆっくり」「そこそこゆっくり」と少しずつ上げて、最終的にも、あくまでも自分にとって余裕のあるテンポで弾くことが大切なんですね。余裕がないと音楽的な表現もできず、慌ただしい印象になりがち。

 思い返してみると、人前演奏で緊張するときは限界ギリギリの高速テンポ。自分の意思で手を動かしているという感覚がなくて「弾かさっちゃってる」(←北海道弁感じ。崩壊と隣り合わせの大変危険なものでした(´Д`)

 

 「自分にとって余裕のあるテンポ」って、どれぐらいだろう?

 今まであまり意識したことがなかったけれど、特に苦手な箇所は「これはちょっと遅すぎ?」ぐらいにテンポを緩めるぐらいでちょうど良いらしいです。

 うーん、難しい。とりあえず、弾けなかったらそのテンポを疑って、ゆっくり巻き戻すことから始めてみよう。

 

 にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村