手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

働き方改革をピアノ練習に当てはめると。。。

 本日は勤労感謝の日

 勤労ということで、ワタクシが勤める会社の労働環境について、思うこと。。。

 

 最近あちらこちらでよく使われる「働き方改革」という言葉。

 仕事の効率を上げて、残業を減らしましょう、休みをもっとたくさん取りましょうとか、そんな目標が掲げられて、働く人にとってはハッピーに思えるのですが・・・。

 現実は、仕事の量はそのままどころか増えて、人は減るけど、↑の目標も達成してね☆という無茶ぶりな現場もあるのかもしれません。

 

 先日、入社3年目の同僚・若者くんとの会話から、そんなことを考えさせられたエピソードがありました。

 

 若:この前、僕が担当してる○○の作業に時間がかかって、先月の残業時間がいつもより多い▲時間だったんですけど、そしたら総務担当さんから「残業が多い」って注意されちゃいました〜(;´д`)

 手羽:○○の作業、お疲れさまだったねー。でもそれぐらいの時間はかかっちゃうと思うよ。▲時間が多いって注意されたの!?(←内心の声:▲時間って、全然多くないどころか、むしろ「ホワイト」な残業時間じゃない・・・?)

 若:そうなんですよ! ▲時間って、この作業のためには必要な時間でしたし、他社の友達とかに言うのもちょっと恥ずかしいレベルの少なさですよ( ´Д`)

 手羽さんや◇◇さん(他の同僚の先輩)にも手伝ってもらったからこの程度の時間で済んだのに、残業することをそこまで厳しく言われたら、どうやって仕事を覚えればいいのか・・・( ̄^ ̄)

 手羽:うーん、そうだよね。。効率的に仕事ができるようになるためには、ある程度は自分で試行錯誤したり時間をかけることも必要で、いくら分かりやすいマニュアルが用意されたり、上司が手取り足取り教えても、はじめから急に「効率的に」は難しいと思うよ、私は。。

 雇い主側としては、極力残業代払いたくないんじゃない??若手社員には残業させないで、残業代出ない(代わりに管理職手当が出る)人が「定額働き放題」すればヨシ!ってこと?(´∀`;

 若:○○作業がある時期、この程度の残業時間も認めてもらえないのなら、短時間で作業できる先輩たちに、もっともっと手伝ってもらうことになっちゃいます〜(;´д`) そしたら、結局僕はほとんど作業できないことに・・・?

 

 ・・・若者くんが担当した「○○作業」は、私も若かりし時にやったことがあり、その経験から「▲時間の残業」は妥当な所要時間と思われます。

 

 若者くんは、↑のような受け止めをされている分まだ救いがありますが、人によっては「働き方改革」を逆手に取って「僕、今月はもう残業できないので今日は定時で帰ります〜( ´∀`)」(上司の皆さん、あとはヨロシクお願いします〜!)、もありになってしまうのかな、と、自分が入社した約20年前はあり得なかった風潮に、時代の変化をひしひしと感じるのでありました。

 

 ・・・で、この話をピアノの練習に置き換えてみると、「もっともっと効率的に練習して、練習時間を今までの半分にして曲を仕上げてね!」なんて言われるようなもんで、それは無理だわ〜( ´Д`)!

 もちろん、ただただがむしゃらに時間だけかけて練習したのに全然弾けるようにならない・・・よりは、できるだけ短期間で効率的に弾けるようになりたいです。

 再開したての頃と今を比べると、弾き方・練習方法を見直したこともあり、練習時間は激減した今の方が少しずつでも変化を実感できるのは嬉しいこと。

 けれどもそれは、非効率な練習をしていた時間も含め、ものすごく試行錯誤したからこそ今があるのかな、とも思ったりするわけで・・・。

 それに今だって、効率的な練習を目指してはいますが、そんなになんでもすぐに弾けるような才能があるわけではない自分には、やっぱり一定以上の練習時間が必要です。

 

 仕事もピアノも、ただ闇雲に時間をかけるやり方はどうかなと思いますが、逆に「時短」だけを求められすぎてしまうのも、酷な話なのかもしれませんね。

 

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