手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

KAWAI・CA 99購入から半年経った感想

 昨年10月中旬、ピアノ再開から12年使っていた電子ピアノを買い替えました。

 買い替えた電子ピアノは、旧ピアノの後継機種になるKAWAI・ CA99。旧機種も今回購入した新機種も、なかなかなお値段でした。

 でも、私が生ピアノを借りて練習できる頻度は多くても週に1〜2回(1回当たり最大2時間程度)。それ以外の練習はもっぱら電子ピアノなので、10年以上使うことを前提に費用を割り返してみると、長い目で見れば妥当なところかと思っています。

(電子ピアノ買い替え当初の記事は、こちら↓)

tebasakipiano.hatenablog.com

 

 このたび、新しい電子ピアノを迎えてから半年経ちましたので、今回は半年間使って(弾いて)みた感想をまとめてみます。

 

<感想その1(タッチ感)>

 12年以上前に発売された旧機種と比べて、鍵盤のタッチ感はリアルに近付けようと進化した印象。生ピアノの鍵盤を一定以上打鍵すると「カックン」となる感じ(←伝わりますでしょうか。。)が一応再現されています。

 買い替えに当たっては色々な電子ピアノを試弾したのですが、この「カックン」感がなく、「もこもこ」したタッチだったり、妙に浅すぎたりして生ピアノとのギャップが大きすぎると感じたものが結構ありました。

 もちろん、生ピアノ、特にグランドピアノとのギャップはまだまだ埋められませんが、打鍵が甘かったりすると鍵盤に押し戻される感覚を疑似体験できる点は良いと思います。

 

<感想その2(音色)>

 買い替え当初は、あまりにも音が綺麗すぎたので慣れるまでに違和感がありました。

 これはどの電子ピアノにも共通して言えることと思いますが、どんなタッチで弾いても音色や響きが変わらない、汚い音にはならないのが最大のデメリットですね。これはもう電子ピアノである限り、仕方ないことと割り切っています。

 なので、自宅では「今の打鍵、弾き方は、生ピアノだったらどんな音になるのか」を、生ピアノで練習できた時のイメージを思い出し、想像しながら練習しています。

 

<感想その3(見た目、形状)>

 旧機種の外観は「いかにも電子ピアノ」といった感じで譜面台も狭かったのが残念でした。

 一方、新機種の外観は小さめのアップライトピアノそのもの。

 たかが見た目、と思われるかもしれませんが、日々の練習のモチベーションに結構影響するもので、黒い光沢があるアップライトだとテンションが上がります(^ ^)

 また、アップライトの「屋根」部分が楽譜を置くのにちょうど良い高さなので、譜面を広げたり楽譜を重ね置きするスペースとして使えて便利です。(蓋の裏にある譜面立ては手元に近すぎて見づらいので使っていません。)

 

(↓ ごちゃごちゃと色々なものを置き散らかしています。)

 

 ・・・ということで、今のところ不具合もなく買い替えて良かったと思っていますが、あくまでもこれは、生ピアノが置けない住環境だから。

 住環境が許せば生ピアノを購入したいのですが、それができないのが悩ましいところ。。。

 でも、今の電子ピアノは本当に色々な種類があるので、練習時間の大半が電子ピアノという場合には、どんな機種を選ぶかによって多少の違いはあるのかなと思います。

 ピアノ弾きさんは「自分の楽器」を持ち運べず、その場その場で違うピアノを弾くことになるものと自分に言い聞かせ(←ホロヴィッツは自分のピアノを世界中どこでも運んでいたそうですが・・・)、電子ピアノでも、生ピアノとのギャップを埋められるぐらい上達したいものですね〜(>_<)

 

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