今からもう2か月以上前のこと・・・。北海道内某所で、ベーゼンドルファーが弾けるところに行ってきました。
多くのピアノ弾きさんが憧れるベーゼンドルファー、材料のベースとなる木材にこだわり、職人さんが1台1台時間をかけて丁寧に制作するため生産台数が少なく、高級ピアノの一つと言われているとか。
製造メーカーであるベーゼンドルファー社が設立されたのは1828年、ドイツ・ウィーン生まれのイグナツ・ベーゼンドルファーさんという方が創業者とのこと。ベーゼンドルファーって、人の名前だったのですね。(^ ^;
弾いてきた場所は、ベーゼンドルファーの割には相当お安く借りられる穴場(?)。
置かれているベーゼンドルファーはフルコンサイズで通常のピアノの鍵盤数88鍵よりも4鍵多い92鍵。多い分の白鍵(2つ分)は、低音部分にあって黒く塗られています。(黒鍵は通常と同じ黒色。)
かなり年季が入っていそうな佇まいでした。
鍵盤は象牙。
弾きごごちは、、、「良い意味での癖」が強く、味わい深さ、古いピアノ独特の「枯れた」柔らかさや艶が感じられる音でした。個人的感想ですが、ホロヴィッツが弾いたら似合いそう。。。
コントロールがちょっと難しいけど、その癖を上手く利用して弾きこなせたら素晴らしい音が出るピアノ??
このピアノの良さを全然引き出せていませんが、どんな音が出るのか参考までに。↓
今回は2人で行って1時間借りました。
レアなピアノを弾ける貴重な時間を1分1秒でも無駄にするまいと、がっついて弾き散らかすだけで、弾きこなすには到底及びませんでしたが、いつか、このピアノの魅力を十分に活かせる演奏スキルを身に付けたいな・・・と、名残惜しい気持ちで部屋を後にしたのでした。