手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

ゆっくり練習の実演動画

 前回の記事で「ゆっくり練習とはどんな感じなのか、いつか動画でご紹介できれば」と書きましたが、それを今回ご紹介します(早っ(^ ^;)。

 練習箇所は、ショパンノクターン15番の↓のところ。

 

【ゆっくり練習箇所その1】

 枠で囲った左手。八分音符の三連符+四分音符の繰り返しですが、四分音符から次の三連符に戻る時、左手が小指側の方へ向かう動きが(私にとっては)苦手なので、そういうところは特にゆっくり動きを確認します。(手のインナーマッスルに染み込ませる?イメージ。)

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【ゆっくり練習箇所その2】

 右手の片手練習例。スケールはこの箇所に限らず色々な曲に出てくるので、他の曲でも同じ感じで練習しています。動画でもなかなか分かりづらいですが、「鍵盤を指先で押さずに指の付け根の筋肉で動かして弾く」「音を指で追わない」ことなどを何度も注意されました。

youtu.be

 

 あくまでもほんの一例ですが、今まで自分なりにやってきた「ゆっくり」練習よりも相当ゆっくりな動きで初めて教わった時は戸惑いました。簡単そうに見えたのですが、実際にやってみると、なかなか難しい。。。

 このような方法で動き方を確認することで、普通のテンポで弾くときの安定感が増すとのこと。仕上げ段階の練習でも、無意識の自動操縦で弾いていた箇所は特に、ゆっくりになると「次の音何だっけ?」となるので、暗譜落ち対策に役立ちそうです。

 ちなみに私は、「ゆっくり練習」を取り入れたことで、発表会で弾いた曲が、その後、頻繁に練習しなくても忘れにくくなりました。以前の練習方法(弾き方)だと1か月も過ぎれば完全に忘却の彼方、楽譜を見ても弾けなかったのに・・・。

 

 ピアノを弾く人の体は一人一人違うので、練習方法にも正解はないですよね。あくまでも、私にとっては効果的と思えた方法なのでご紹介しましたが、指の運動能力がとても高い人などは、このような練習をしなくてもすぐに弾けてしまうのかもしれません。

 私は手が小さく、指の運動能力もすごく高いという訳ではないので、子供の頃や再開当初は一生懸命指を動かす練習を繰り返すことで、なけなしの運動能力を振り絞って頑張って弾いていましたが限界を感じていました。

 今の弾き方・練習方法は、指を動かす・鍛えることとは別のアプローチだからなのか、以前できなかったことが少しずつできるようになることで新たなピアノの楽しさを発見しています。

 

 ・・・とは言え、自分の「ゆっくり練習」もまだまだこれからの状態。ある程度の根気が必要な方法で、サボることも多く、ついつい速めの(無理がある)テンポでちゃら〜っと練習しがち。。。

 「弾けるようになるには「急がば回れ」」。改めて、この言葉を自分に言い聞かせて質の高い練習ができるようになりたいです。

 

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