手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

鍵盤を指先で追わず、腕で運びたい

 「鍵盤を指先で追わない、押さない。」との指摘は、今の教室に来るまで、たぶん受けた記憶がありません。

 むしろ、子供の頃習っていた時期含め、よく注意されていたのは「4と5の指が弱くて音が出ていないから、しっかり指を動かして。」とか、どちらかと言うと指先に意識を向ける指導が多かったような。

 ところが今教わっている弾き方は、昔と真逆で「指先は無意識に。」

 

 ではどこを意識するかというと、手の内側の筋肉だったり腕だったり・・・。これが本当に難しくて大変です。

 やっと最近になって自覚したのが、自分はピアノを弾くときにイマイチ腕を使えていないこと。スケールのように細かい動きが出てくる箇所も、跳躍のように移動距離が大きい箇所も、意識が向くのは手首より先だけ。特に細かい動きや狭い距離での移動になると指先だけ勢い付けて「ふんっ!!(`ω´ )」(←心の声。)と気合で解決しがち。

 そういう時の音は硬くて響かず、弾いている本人は全く無自覚でも、レッスンでは即指摘されます。

 

 安定して楽に美しく弾けるためには、跳躍はもちろん、指だけで届くような近距離でも、腕(前腕)で運ぶ意識が大切とのこと。。。でも、今まで意識したこともなかった場所に意識を向けて弾くのって難しいですね。

 

 できるようになるまで、一体どれだけかかるのか見当もつきませんが、指先だけで頑張りがちな弾き方を変えられたら、ピアノの可能性がもっと広がって楽しくなりそう。そんな想像をするとワクワクします。

 腕を使いこなせている人の体に乗り移って、どんな感覚で弾いているのか体験してみたいなー( ̄ー ̄)

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