手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

弾けないところを自覚して片手練習を

 暦の上では立春が近いですが、まだまだ冬が続く北海道。日中でもプラスの気温にならず、外は真っ白、雪をかき分けて歩く日々を過ごしていると夏なんて来るのかしらと思ってしまいそうですが、今は夏の発表会で弾く曲を絶賛練習中です。

 今年の予定曲は、ショパンノクターン8番。

 昨年のワルツ2番と同様、私にとっては背伸び曲ですが、例年、夏の発表会は(私の場合)秋頃から譜読みを始め、冬の発表会近くなると一旦中断しつつ年末頃からまた再開、トータルして1年弱の時間をかけて仕上げるので、これだけ長期間練習しても飽きない、好きな曲=背伸び曲を選曲しがち。

 ノクターンはワルツよりもテンポゆっくりだから、去年より苦戦しないんじゃない?( ̄ー ̄)

・・・なんて、当初はたかをくくってたのですが甘かった。あの、左手の音域の広いアルペジオや右手の重音ラッシュに苦戦して、両手で何とか最後まで通せるようになるまでかなりの労力を費やしました。(この時の苦戦エピソードだけでも長くなりそうなので、気が向いたら別記事で・・・。)

 で、ようやく今、ゆっくりなら両手で弾けるよになったのですが、そうなると私の良くない癖が。ゆっくり丁寧な練習がおろそかになり、ゆっくり弾いてる「つもり」でチャラチャラと広い単位で通し弾きしてしまう。。。いや、あくまでも自分ではゆっくり練習してるつもりだったのですが・・・。

「ゆっくり練習の大切さ」なんて記事を自分で出しておきながら・・・(^ ^; )

 レッスンになると次々と炙り出される「弾けてたつもりで弾けてない」現象。弾けてない箇所をミクロな単位で取り出され、とんでもなくゆっくり、太極拳のごとく綺麗に弾いて見せていただく先生のお手本に続き、私が同じように真似して弾こうとすると全然弾けない。弾けないどころか、ゆっくり過ぎると次の音すら分からなくなります。

 やっぱり弾けないところは片手練習しましょうねー。本当に安定感を持って弾けるようになるためには、本番直前までずっと片手練習は大事ですよー、とのご指摘を受けてしまいました。

 振り返ってみると、片手練習って譜読み段階ではやるけれど、それは単にいきなり両手で弾けないから片手で弾かざるを得ないだけで、その後両手で弾けるようになると、あんまりしてなかったかも・・・。理由は単純。両手の方が「曲を弾いてる感」があって楽しいから。片手だともう片方の手が暇になるし、つまんなーい。(←子供かっ!)

 

 何となく弾けてる気になってくる時期って怖いですね。なんか弾きにくい、同じ場所でいつもミスる箇所があるのに、両手で弾き続けてました。自分としては結構ゆっくり弾いてるし、何度も繰り返してるうちに慣れて弾けるようになるんじゃない?って、漫然とそんな練習を繰り返してました。

 が、そんな練習だといつまでたっても「何となく」でしか弾けず、本番で怖いことになる確率が高いとのこと。もちろん「絶対に本番で止まらない」という特効薬なんてありませんが、まだ雪が降っている今の時期から、弾けてないことを自覚してじっくりゆっくり片手練習を強化したいです。

 ・・・と、宣言してみましたが、できるかなー?

 

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