大人が「ピアノやってます」はマニアック?
昔と比べれば随分増えてきた「大人のピアノ人口」。ブログやSNSでもピアノを弾く大人の方をたくさん見聞きしますし、リアルピアノ仲間さんとピアノ話で盛り上がることも再開当初は想像できませんでした。大人のピアノって、結構メジャーな趣味になってきた⁉︎と思う今日この頃だったのですが…。
このたびのワールドカップで会社の同僚たちが盛り上がっている様子をみて、ああやっぱり「共通の世間話」として成立するスポーツには到底及ばないと思い直したのでした。
(ちなみに私はドン引きされるほどスポーツに疎いタイプ。)
会社などピアノ関係以外の世界では、自分がピアノをやってることは極力明かさないようにするのが基本姿勢ですが、たまーに、例えば同僚と2人だけで長時間の出張といった場面で多少はプライベートの話でもしないと間がもたないとき、「実はピアノやってるんですよ〜」とカミングアウト(?)することも。
一応、それなりに相手を選んで空気を読んでの切り出しなのですが、私のようにクラッシック中心に割とガチで続けているピアノ学習者は、世間一般的にはマニアックな存在なのかなと思い知らされます。
〜同僚(元・吹奏楽部)との会話の一例〜
- 同僚「ピアノやってるんですかー。いいですねー。何年ぐらいやってるんですか?」
- 手羽先「えっ、、子供の頃に大体10年で大人になってやり直してから10年以上になりますかね…。」
- 同僚「ええっ⁉︎じゃあもう20年も⁉︎じゃあすごく上手いですね⁉︎なんでも弾けるんですか⁉︎」
- 手羽先(心の中:しまった〜(>_<))「とんでもないっっ!!長年やってるだけで全然弾けないもんですっ(汗)」
- 同僚「またまた〜(´∀`) ちなみに、どんな曲を弾くんですか?」
- 手羽先(心の中:うっ!)「シ、ショパンとか??」
- 同僚「ショパン。。。あっ、子犬のワルツだけは知ってます(^_^)v」
- 手羽先「……(^_^;)」(心の中:そろそろ話題を変えよう。。)
・・・ ピアノ界ではド定番のショパンでも認知度はこんな感じ↑で話が発展しなかったり、長年続けている割には「バリバリ」弾ける訳ではないのに、↑のようなリアクションが来たりするとすごく恥ずかしくなってしまいます。
いたたまれなくなって、この後、全力で手羽先のピアノの話は終わらせて同僚の趣味の話にすり替えたのでした。。。
例えば、野球観戦が趣味でファイターズの大ファンです!(←北海道民ですから。)だったら誰とでも盛り上がれそうですね。
でもまあ、自分が好きで続けている趣味はマニアックだろうと世間話に適さなかろうと、いいんですけどね(^ ^;
そして、日々どうしたらピアノが上手くなるんだろうとか、上手くなりたいとか、人前演奏の結果に一喜一憂している自分を客観的に見たら、(ネガティブな意味ではなく)マニアックなことで悩んでるなーと可笑しくなってきて、そんなことに悩めたり頑張れたりできる今の生活に感謝しなければと思ったのでした。