手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

続・緊張は場数で解決できるのか〜ストリートピアノで武者修行〜

 北海道は梅雨がない・・・はずなのに、最近は蒸し暑い日や雨の日が続きます。

 本州の方々にしてみれば、こんな程度で!と思われてしまいそうですが、この蒸し暑さに気力・体力を持っていかれ、会社では部下くんがコロナにかかってしまい忙しさに拍車がかかり・・・と、あまりピアノ練習できなかった1週間でした。

 

 そんな状況ですが発表会はもう目前。

 以前、こんな記事↓を書いたのですが、私にとって発表会はいつも緊張との戦いです。

tebasakipiano.hatenablog.com

 

 

 発表会に向け、今回は緊張対策にストリートピアノ(ストピ)を活用しました。そこで色々な気づきがあったので、まとめてみます。

 

 今まで、発表会の曲をストピで弾くのは本番直前になった時期の「予行演習」が多かったのですが、今回はもっと前もって緊張状態に慣れておけば本番の緊張が軽減されるのでは?ということで、早い時期から挑戦してみました。

 

 最初にストピを弾いた時期は、発表会の約4か月前、4月上旬頃(だったかな?)。

 この頃は、クオリティは別として何とか暗譜で最後まで通せるようになっていたのですが、いざストピに向かうと・・・。

 

 誰も見てないってのにド緊張して手が震え、たった数小節で暗譜が吹っ飛び終了・・・。

 なんでーーーー!? イエデハヒケタノニ・・・?( ´Д`)

 

 40過ぎた大のおとながストピで弾けなかったことに本気で泣きそうになるなんて、なんとも滑稽な、考えようによっては幸せな悩みなんでしょうけれど本人的には大真面目。

 

 レッスンで↑の惨状を報告・相談して、あれこれと技術面のアドバイスや今後のストピとの向き合い方などを教わりました。

 

 こんな状態の場合、ストピは「数打ちゃ当たる」ではなく長いスパンで少しずつ弾けるようにするため、次回まで期間を置くのはもちろんのこと、次に挑戦する時は曲を全部弾こうとしないで、途中まで。

 途中まで弾けるようになったら、また次の機会には途中から次の区切りまで・・・といった感じで、短い単位にすれば負担が少なく成功体験にも繋がりやすいとのこと。

 確かに、最後まで弾こうとして途中で止まるのを繰り返してしまうと、私の場合、挫折感が積み重なって逆効果だったと思います。

 

 そんなアドバイスを踏まえ、その後は1か月に2回ぐらいの頻度で人が少ない時間帯のストピで「武者修行」を重ね、最後までなんとか弾き通せるようになったのは本当に最近になってからのこと・・・。

 

 極度に緊張する自分の場合、そこまで辿り着くためには家での練習で弾けていた「はず」の状態を疑ってかかり、改めて片手のゆっくり練習が必要不可欠でした。

 「家では弾けていた」箇所をレッスンで不意に片手でゆっくり、太極拳のごとくゆっくり弾いてみてと言われると、これが不思議なことに弾けないのです( ̄^ ̄)

 苦手な動き、パーツはゆっくり弾こうとしても動きがガクガクしたり、バタン!と勢いで打鍵して誤魔化そうとしていたことに初めて気づきました。

 ある程度通せるようになってからの片手ゆっくり練習は、結構根気が必要で、平日の練習時間が朝20分しか取れない私にとっては少し抵抗があったのですが、結果的にこれが1番の近道でした。

 

 緊張したら自分がどんな状態になるのか思い知るのにストピという「場」は役立った一方、そこで弾けるようになるためには場数「だけ」では解決できず、どんなに緊張しても安定して弾けるようになるための練習が解決策なんだと思い知ったのでした。

 

 武者修行させてもらったストピには、お世話になりました(^ ^;

 ・・・こんなまとめ方だと発表会が終わった気分になりますが、まだ終わってませんw

 あとすこし頑張ろう。

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 〜おまけ〜

 出張先の道内某駅にあった「伝言板」。

 こんな昭和レトロなもの、まだ現役で設置されているのか〜!