手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

時代の流れを感じる、ピアノ動画

 ピアノ練習の記録用としてYouTubeに演奏動画を投稿し始めたのは、ピアノを再開した直後の約10年前。

 自分の動画は、ただ弾いている手だけを撮った何の変哲もないものですが、他のアマチュアピアニストさんの動画を視聴していると、バラエティに富んだものが増えて面白いなあと、時代の流れを感じる今日この頃です。

 

 昔は、アマチュアピアニストさんのピアノ動画は、自宅での練習動画か発表会などの本番演奏かの違いはあれど、大半は「演奏のみ」だった印象です。

 一方、最近の動画は「ピアノを始めてから(または、ブランク○年ぶりに再開してから)の道のり」とか、「初めての発表会に参加!」とか、「○○(曲名)が弾けるようになるまでの練習記録」などなど、投稿者の自己紹介、ピアノを始めた背景も盛り込んだストーリー仕立ての内容がすごく増えたように思います。

 発表会など人前演奏での参加記録なんて、アマチュアピアニストにとってはある意味共通の「ドラマ」。ハラハラドキドキ、共感したり、練習記録系の動画は、弾けるようになるまで大変なのは自分だけじゃないんだな、頑張ろうという気持ちにさせてもらえたり・・・。

 (ひとつの動画を再生すると、関連する動画が次々と「あなたへのおすすめ」に表示されるので、つい色々視聴しちゃいます。)

 

 こうした動画が増えた背景には、誰でも気軽に動画編集ができるアプリの影響も大きいのかもしれませんね。ひと昔前は、動画編集なんてPCにすごく詳しい一握りの人しかできないイメージでした。

 

 色々な動画を見ていたら、自分も動画編集をしたくなり、無料アプリを入手して作業の練習(?)をしてみたのですが・・・。

 

 字幕(テロップ)だけでも、何種類もの字体、色、大きさがあり、どこの場面に、どの位置に何秒表示させるかを考えて指定しなければならず。

 動画を切り取って別の動画と繋げる場合、「繋ぎ目」となる動画の種類も色々あり(例えば、ふわっと画像が消えて次の画像に切り替わったりとか)、これも最適なものを選んで、表示させる秒数と場所を細かく指定したり・・・。

 

 見る立場だと、あっという間に過ぎ去る数分、数秒を、「いい感じ」に作るのってこんなに大変なんだ!という発見がありました。

 そして、少し作業しただけで目がとんでもなく疲れた私は、高度な動画編集は無理だと早々に悟ったのでした(^ ^;

 

 アマチュアピアニストさん達の「ピアノストーリー」が詰まっている動画は、こんな大変な作業をして作られているんだなと、少しだけ制作方法を学んだら、また違った角度からも見ることができました。

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