手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

緊張は場数で解決できるのか

 全く自慢になりませんが、私、人前演奏での緊張しやすさ、上がり症はかなりのレベルだと自負しています。普段の練習で弾ける水準を10とすると、人前で緊張した状態は4か5ぐらい。

 そうなる状態を発生させるのは、緊張するとほぼコントロール不能になる手。自分の手とは思えないほど動いてくれず、弾いている最中はどうしようもなさに途方に暮れます。

 

 人前演奏の場数を踏めば克服できる、との対処法はよく聞きますし、それも一つの解決法だと思いますが、特にアマチュアピアノ弾きの場合、発表会など年に数回しか人前演奏の機会がない、という方が多いのではないでしょうか。

 かと言って、あまり現実的ではありませんが、仮に週1とか3日に1回なんて頻度で人前演奏の機会を設けて武者修行(!)したら、本番演奏が成功するのでしょうか。(何をもって「成功」とするかは人それぞれですが・・・。)

 

 今の教室では毎年発表会に参加していますが、以前、発表会が近くなった頃、日増しに緊張して不安になった私は、本番まで時間が許す限り、ストリートピアノにでも通い詰めて、緊張する中で弾く練習したらどうかと半ば本気で先生に相談したとことがあります。

 その時の先生の答えは「1回ぐらいはいいのかもしれないけど、練習時間を削ってまで人前演奏(緊張演奏)すると弾き方が荒れる危険があって逆効果かも。」「むしろ、音色と動きを確認しながらのゆっくり練習の方が効果的。」とのこと。

 緊張した状態で無理な動きを繰り返すことは、まだ弾き方が不安定な私の場合、むしろテクニックが荒れて後退してしまうリスクがあるようで…。

 

 振り返ってみると、大人になってピアノを再開してから辛かったのは人前演奏で緊張しすぎて全然弾けなかったとき。それが中断の引き金になったことも。

 最近になって、やっと、こういうことは本当によくあること、ピアノって一筋縄では行かないものなんだと理解できるようになったかな??

 

 緊張するのは仕方ない、普段よりも弾けなくなる前提で、そんな状況下でも演奏をコントロールできるようになるのが究極の目標です。

 

 すぐにできなくて当たり前、これからも緊張して不本意な人前演奏になってしまうことも多々あると思いますが、一喜一憂しすぎず長い目で続けていきたいです。

 

 〜おまけ〜

 解けかけの「つらら」で春の訪れを感じます。何日か前の写真なので、もう解けてるかも(^ ^;

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