左手小指方向の移動が難しい。。
鍵盤の中央から左手小指(5の指)方向への移動って、あらゆる曲に出てきます。
例えばショパンのノクターン1番や8番だと、左手のアルペジオ。高音域に昇った後、また次の1拍目のバスに移る(戻る)時の動き。
古典派だと、ショパンほど移動距離ではありませんが、モーツァルトのピアノソナタkv.545の左手、アルベルティバス「ドソミソ♪」の「ソ」から次の「ド」に移る動きとか。
体の中心から遠くに離れる移動だから?利き手側ではないから?(左き利きの人は違うのかな?)、この「左手小指方向の移動」がとても難しく感じる今日この頃です。気を抜くと打鍵を制御できずに音が割れたり、逆に、小指が弱くて鍵盤に押し戻されて音が鳴らなかったり。。。
ショパンのノクターンやワルツでは、左手5の指でバスの音を深く柔らかく響かせて、その響きの中に残りの音を溶け合わせる・・・のが理想ですが、まだまだ全然無理!( ´Д`)
そして、鍵盤中央側から左手バスまでの移動距離が長い跳躍なので、音を外す不安から、不自然な動きになってしまいます。
今の教室では、このような音形の弾き方について、何度もあれやこれやと教えていただき、お手本も見せてもらいます。
こうすることで、バスの音が響くことに加え、安定感のある打鍵になりミスのリスクが減るとか・・・。それはぜひ習得したいところですが、真似するのが簡単そうに見えて本当に難しいです。どうしても、着地点を意識しすぎるあまり、小指の先をプルプルさせながら指で狙いがち。
子供時代〜再開当初、指を一生懸命動かして弾いていた頃は、このような音形はどうやって弾いていたのかしら? 記憶が曖昧ですが、当時の動画を見返すと、バスの音まで一直線に「びゅんっ!」って移動させて、小指を思いっきり「ふんっ!」って押し付けて鳴らしていたように思います。
当時は、今ほど左手バス方向への移動について深く考えた記憶がなかったのですが、昔の自分の演奏を聞き返すと、音が硬くて響いておらず、魅力的とは思えない・・・。
苦戦するようになったのは、成長の証と前向きに捉えることとします。
そんなわけで、ピアノを弾いていない時も、暇さえあればレッスンで教わった動きを練習しているのでした。誰かに見られたら恥ずかしいので気を付けなきゃ(´∀`)