手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

暗譜対策にはアナリーゼ?

 早いもので5月がもうすぐ終わり、まだまだ先のことと思っていた夏の発表会が近付いてきました。昨年末の冬の発表会以来、ステージ演奏やピアノサークルなど人前で演奏する機会が全くなかったので、あの緊張感を忘れかけていましたが、きっとまた緊張との戦いになりそう・・・。

 

 私は人前演奏での緊張・不安が人一倍大きくて本当に困っているのですが、原因の一つは暗譜の不安。ステージでの演奏中「頭が真っ白になって音が思い出せない」恐怖に襲われます。

 特に暗譜落ちしやすいのは、圧倒的に左手。(右手はメロディだから覚えやすいのかな?)家での練習中は音が分からなくなったことがないのに、本番中、突然左手のベース音が全く分からなくなって、当てずっぽうで弾いたら当然、違う音。その音に動揺してパニックに・・・(;´д`)

 

 全ての音をノーミスで弾きたいなんて贅沢は言いません。せめて、左手のベース音だけでも、もっと自信を持って打鍵できるようになりたい。子どもの頃は指の運動能力で丸暗記的に暗譜していましたが、さすがにこの歳になるとそんな方法は無理。

 どうしたものかと悩んでいたところ、レッスンで曲の一部分の和声を取り出して「なぜこのベース音になっているのか」という解説をしていただきました。

 

 ショパンノクターン8番の冒頭、変ニ長調から始まって、次に変ロ短調に転調するところ。ここら辺から右手が重音になり、難しくなってくるにつれて動揺が走り、左手のバス音が分からなくなります。

 ここの箇所は、「変ロ短調のメロディーが続いている(和声が変わらない)ところは、左手はずっと シ♭ のまま」、「和声が変化する、この箇所は、変ロ短調の シ♭ の5度上・属音のファがベースで、「属七」になる」、「次のページは変ホ短調に転調するから、転調直前の「属七」の箇所は、今までと同じ シ♭ でも変ロ短調じゃなくて変ホ短調の属音」、「変ホ短調に転調した後は、ミ♭ のベースが続く」・・・、とのこと。

(↑ 楽譜も載せずに羅列しているので、何のこっちゃですね。。)

 

 ・・・こんな感じで、曲のパーツを和声で分けて整理してもらうと、今までは適当になんとなくだけで弾いていた左手が、気のせいか「理解して弾ける?」ようになりました。「こんなに シ♭ が続いて大丈夫か?なんか続きすぎだから別の音かも!?」と、不安になっていたところが、以前より自信を持って(?)打鍵できそうです。

 

 これっていわゆる「アナリーゼ」ですね。私は全然和声の知識がないので、暗譜の助けになるのなら、これから少し勉強してみようかな?

 (もっとお恥ずかしいことに、数年前までアナリーゼを「アリナーゼ」と勘違いしていました(*´-`)。人前で「アナリーゼ」って言葉を発する機会がなかったので、脳内誤変換されたのでしょう。。。)

 

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