手羽先のピアノ人生40から

ピアノ再開組のブログです。

ピアノ再開から奏法見直しに至るまで

 私が大人になってピアノを再開したのは今から約12年前。

 再開当初は、子供の頃の自分に追いつけ追い越せとばかりに、当時練習していた教材を一生懸命やり直していました。

 最初の2〜3年は「合格」して次に進む達成感と、「いつかツェルニーが全曲合格したら上手くなるはず」と信じて努力の日々。この頃、ピティナのステップという人前演奏の場を知って、年に1回以上参加したり・・・。でも、そんな勢いは徐々に失速してきました。

 私はピアノ演奏に関しては極度のあがり症。緊張すると指が制御できないほど硬直して冷たくなり、かなりの確率で撃沈。大事故なく弾けたとしても、「必死感」がある演奏で、聞いてて疲れる音。

 どんなに練習教材をこなして「合格」しても、その時弾けただけで忘れるのはあっという間。そんなことを繰り返していても「その時だけ弾けた」記録が増えるだけで、何も上達していないのでは・・・と、自分のピアノに失望することが増えたからです。

 でもなぜか完全に止めることはできず、40歳を目前にまたちょっとやり直してみるかと思った時、今のピアノ教室と出会えたことでピアノ観が劇的に変わりました。

 この教室では、難しいパッセージの弾き方や美しい音の出し方を、体の使い方、手の向き、椅子の高さ、指使い等々、かなり具体的に説明しながら実際に弾いてくださり、こんなレッスンは初めてでした。

 そこで教わる奏法は、子供の頃を含め、今まで習ってきたこととは真逆だったり初めて知る内容。その奏法を取り入れることで、かつては手が出なかった曲に取り組めたり、音が綺麗になって(あくまでも対・自分比)、ピアノを弾くことに夢と希望を持てるようになりました。

 ・・・現在、奏法を見直し始めてからまだ2年半。「ピアノ人生40から(シジュウカラ)」のタイトル通り、これからどこまで成長できるか、希望を捨てずにがんばりたいです。

 

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