手のサイズを他人と比べてしまう。「ピアノ弾きあるある」の一つではないでしょうか?
鍵盤1オクターブの左端から右端までは19cmなので、余裕を持って打鍵できるには手を広げた幅が19cm以上欲しいところです。
自分の手幅を測ってみたところ、左右とも17.5cm。18cmには届きません。
(↑ 精一杯広げた状態。)
このような手だとオクターブだけならギリギリ弾けても、オクターブの和音だったり、その跳躍だったりすると楽譜を見た時点で無理と諦めていました。でも、弾き方次第では小さい手でもまだまだそういった曲を弾ける可能性があるらしいのです。
中村紘子さんの手は、ピアニストにしては相当小さかったようですが、それを感じさせない演奏をされています。彼女の演奏動画で手元を見ると、手の大きい人とは違う動きをしていて、観察していると興味深いものです。
もっと手が大きければいいのに・・・と、小さい手を嘆き、弾けないことの言い訳にしがちですが、1オクターブ「は」届くのだから、この手でできることをこれからもっと増やしていきたいです。